我々の近隣で起きている戦争や紛争は、愛を持つ人にとってのすさまじ
い悲しみであり、地域や人に格差を生み、様々な社会問題に発展し拡大
しています。同じ人間同士が苦しみをつくること、人が人を傷つけるこ
とはとても悲しいことです。背景にある様々な差別や格差を理解し、そ
れらを不要にすることが必要で、今まで以上、人が人を思いやることが
重要です。

アートには人から感動や共感を引き出す力や人を愛する力、創造力があ
ります。

芸術には、差別や格差はありません。作品の中の光に触れるとき、人は
感性を刺激され、幸せなことを考え、作品と共に美と創造の中にいま
す。

今後、創作活動の意義は、今までより一層強くなり、芸術の本質を捉え
直し、表現する必要があります。国境を越えた作品やアーティスト同士
のつながりがますます重要です。

日本からも多くの作品がサロン・ドトーヌに集結しました。社会の危機
に屈せず、今、そして世界を豊かにする作品は、アーティストの創作へ
の情熱の証しです。

アートを盛り上げようと尽力されているサロン・ドトーヌ協会の皆さ ま、そして会を率いるレヴェック ジャン=クリストフ会長へ深く感謝申 し上げると共に、本サロンの開催を心よりお祝い申し上げます。

本サロンの作品と作家が光となり全世界人々に愛と勇気を与え、芸術文
化の発展と平和の礎となるものと信じております。

代表 馬郡 文平
欧州美術クラブ
JIAS日本国際美術家協会

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